何かを極めた人にはギャンブル好きが多いといいますが、作家もその例に漏れません。本記事では、ギャンブル好きと知られる(もしくは且つて知られていた)日本人作家をご紹介していきます。
国民的作家の浅田 次郎氏
映画化もされた『鉄道屋(ぽっぽや)』、『薔薇盗人』、『壬生義士伝』など、数々の作品で知られる浅田次郎氏。1991年の作家デビュー後は、1995年に『地下鉄に乗って』で第16回吉川英治文学新人賞、1997年に『鉄道屋(ぽっぽや)』で第117回直木三十五賞と続々と受賞し、その後の活躍は周知の通りです。
2014年までに合計100冊の本を執筆し、2015年には紫綬褒章(しじゅほうしょう)まで受賞され、その作品は海外でも広く親しまれています。
そんな浅田次郎氏は、かつては世界中のカジノを渡り歩き、それを『カッシーノ!』シリーズとして作品化するほどのカジノ好きでした。なんと、「ギャンブルは趣味ではなく信仰」と豪語していたとか。
唯一無二の肩書「プロギャンブラー兼作家」の森巣 博氏
オーストラリアやマカオなどで、数々のカジノを日常的に渡り歩き、ギャンブルを「生業」とすると同時に、その実体験をネタにしたギャンブル小説やエッセイで人気を博している唯一無二の作家、森巣博氏。
高校を卒業後、雑誌編集者を経て、70年代より世界各地のカジノで活躍を続ける現役プロギャンブラーです。ギャンブラー歴はなんと40年以上!で、年間1,000万円超をカジノで稼いでいるとか。
小説やエッセイは、カジノでの実体験と、人間模様が描かれており、根強いファンがいます。現在もオーストラリアを拠点に世界中のカジノを飛び回っており、日刊SPA!『ばくち打ち』にてカジノ関連記事の連載もしています。
こんな人生を送る森巣氏、刺激が大好きに違いありません。昨今では、allcasinos.jpで紹介されるようなネット上で完結するオンラインカジノが流行っていますが、きっと手を出しているのではないでしょうか?
ギャンブル記事連載を持つ直木賞作家、黒川 博行氏
直木賞までとった作家でありながら、自他ともに認めるギャンブラーである黒川博行氏。日記風?のエッセイ連載もしていますが、そのタイトルも『出たとこ勝負』と、ギャンブル愛がにじみ出ています。作品には、関西弁が味わい深い『繚乱(りょうらん)』や、『暗礁(あんしょう)』などがあります。