海外文学好き必見!世界の8大文学賞

世界には様々な文学賞が存在し、素晴らしい文学作品が世に知られるきっかけとなっています。本記事では世界の様々な文学賞をご紹介します。

海外文学がお好きな方は、次に読む本に迷ったら、受賞結果を参考にしてみてもいいでしょう。

ノーベル文学賞

知名度世界一!の文学賞といえば、「ノーベル文学賞」です。アルフレッド・ノーベル(1833~96)が寄付した遺産をもとにして設立された世界的な賞です。あまり知られていませんが、アルフレッド・ノーベルはダイナマイトを発明した人物です。文学は関係なかったんですね…。ノーベル賞は1901年に授与開始され、それ以降毎年、世界中でめざましい功績のあった人に授与され続けています。部門は合計6部門(平和賞なんかも有名ですね!)あり、文学賞はそのうちの1つです。

ピュリツァー賞

米国の文学賞・新聞賞である「ピュリツァー賞」は、新聞出版業でアメリカで財を成した新聞人ジョーセフ=ピュリッツァー(Joseph Pulitzer)の遺産により、1917年に制定されました。現在はニューヨーク市のコロンビア大学により運営されています。毎年、ジャーナリズム・文学・音楽の分野で素晴らしい仕事をした人に授与されています。

ゴンクール賞

フランスの作家、美術評論家であったエドモン=ゴンクー ルの遺言によって1903年に創設されました。「アカデミーゴンクール」が選定にあたり、 毎年もっともすぐれた新進作家による散文作品に授与されます。

ドゥ・マゴ賞

こちらもフランスの文学賞の一つです。1933年、アカデミックなゴンクール賞に対抗して創設され、斬新で独創性豊かな小説に授与されるようになりました。名称は、パリにあるカフェの名に由来しています。

フェミナ賞

こちらもフランスより、審査員が女性だけという文学賞です。雑誌『ビ・ウルーズ』 Vie heureuse (『フェミナ』誌の前身) に寄稿する女流作家たちにより、1904年に創設されました。審査委員は女性だけの12名。毎年11月の第4月曜日に選定されます。

ブッカー賞

ブッカーマコンネル社が1969年に創設した「ブッカー賞」(正式名称、マン‐ブッカー賞)。毎年、イギリス連邦およびアイルランド国籍の著者による、英語で発表された長編小説に授与されます。受賞作品は当たり作品が多いという定評があり、世界中で信頼されている文学賞です。